復活のB(ビートル)
今年、新社会人になった息子が小学生の頃、よく採集に行った場所。
小規模ポイントながらカブト・コカブト・ヒラタクワガタ・コクワガタ・ネブトクワガタ・チビクワガタが見られた。
カナブンやカミキリムシも生息していた。
特にカブトとカナブンは多く採っても、すぐ次の個体が飛んできたりしていた。
一時間程で40匹以上確認出来たこともあった。
そんなカブト達の楽園もナラクイムシを駆除するため伐採されたり薬を撒かれたりした。
そしてカブト達は激減した。
あれだけいたカナブンもあまり見られなくなった。
この楽園も終わってしまうのか?
子供達に自然の中で虫達と触れ合う楽しさを与える場所がなくなるのか?
そう危惧していた。
しかしながら、ここ数年、少しずつながら虫達の数が増えてきた。
そして今年、あの頃見た風景が蘇った。
樹液の匂いが漂い、ある椚には20匹以上のカブトが群がり♂達は樹液や♀をめぐり争っている(お蔭で写真がぶれた)。
暫し見とれてしまった。最大62.2ミリのヒラタクワガタも見ることが出来た。
40分程で50匹以上のカブト・クワガタに出逢えた。
たまたま、今年が何らかの条件が重なり虫達の発生が多い年なのかもしれない。
だが、この場所が復活に向かっているのは間違いないと感じた。
そして、この場所がいつまでも虫達の楽園であることを願ってやまない。